お疲れ様です!! U-toです。
事務所の社長やアーティスト支援という立場から見ているとアーティストからそんなにお金を取らなくてもという場面を多々目にします。
そんな今日はアーティストがお客さんになっている場所をテーマに書いていきたいと思います。
ライブハウス
アーティストがお客さんになっている典型的な場所はライブハウスです。
以前ライブというものはライブハウスがアーティストを集め、ライブハウスが集客をするという場所でした。
出演したアーティストはパフォーマンスに見合った給料をもらうことで活動ができるという流れでお客さんはアーティストではなく音楽ファンだったのです。
しかし今は手軽にだれでもライブに出演することができます。
もちろんそれによるメリットはたくさんあります。
経験の浅いアーティストにはステージに慣れされることができ夢を追いかけるアーティスト人口も増えました。
だれでもアイドルになれる時代というものはここからきているのでしょう。
しかしそうすることにより人気のないアーティストを出演させれば集客が減りアーティストからノルマという形でお金を取る時代に突入したのです。
今のライブハウスは場所貸しです。
「アーティストはいなくならないしアーティストなら絶対ライブはする、だからライブハウスは収益が落ちない」
その考えをライブハウスのオーナーから聞いたとき愕然としました。
今はコロナでその考え方が破綻しましたけど。
音楽事務所
ライブハウスと同等にアーティストがお客さんになっている場所のもう1つは音楽事務所です。
最初はどの事務所もアーティストからある程度お金を出してもらい宣伝やリリースをします。
最初からなんでもしてあげるとそれが当たり前になってしまいますしそうすることによってこれにはこれだけのお金がかかっているという教育に繋がるからです。
しかしそれにかかるお金をかなり多く取っている事務所もあります。
僕もアーティストのときは無知で言われた通りのお金がかかるのかと思っていました。
しかし経営側にまわるようになってから気付いたんです。
もちろん人件費などかかってしまうのは理解していますがそれにしてもアーティストからお金を取りすぎだと思います。
アーティストを抱えるだけ抱え込みプロデュースなどのケアはせず打ち合わせも何ヶ月待ちという事務所がありました。
100組ほどのアーティストが在籍しCDリリースを勧める。
CDリリースの費用も莫大で仮に100万だとしてそれが100組なので利益としては1億となるのです。
それでもCDを出したいアーティストがいるのでその事務所はアーティストを売るとかアーティストのために作業をしているのではなく利益のために動いています。
Bright Soundも音楽事務所ですがかかってくる費用はまったく違います。
利益目的ではなくしっかり活動を見てくれる事務所を探してくださいね。
音楽スクール
スクールもそうです。
趣味で学びにくる人は除外されますがスクールというのは長くレッスンしてくれればいいわけでアーティストが売れても売れなくてもどちらでもいいのです。
理由はスクールは技術を教える場所であって売れる方法を教える場所ではないからです。
それがスクールなので批判をするつもりはありません。
しかし今はだれでもボイトレを教えることができる時代で素人トレーナーなのにとても高いお金を請求する場所もあります。
できることならボイストレーナーも自分の実績をあげて声に説得力を持たせてほしいです。
事務所が経営しているスクールやレッスンは高いレッスン料を取り売れている所属アーティストの宣伝費になっていることが多いので注意が必要ですよ。
アーティストがお客さんになっている音楽業界
このようにアーティストがお客さんになっている場所というのは音楽業界でたくさんあります。
騙される騙されてないは自分のさじ加減だと思いますがそこまでお金を払わなくてもいいのではないかと思う作業は多々あります。
無知にならないように日々勉強をしていいアーティスト活動を送ってください。